お問い合わせ

仕組みから考えるSEO対策: キーワード・クエリ・検索意図とは?

この記事は約4分で読めます。
本文は約2534文字です

SEO対策はいくつもありますが、その中で特に重要なのは『記事のキーワード選択』だと言われます。

しかし、キーワードを意識して記事を書けと言われても、具体的にイメージできない人が多いのではないでしょうか?

SEOで言う『キーワード』とはGoogle検索で入力する『検索クエリ』とは異なります。

検索クエリとキーワードはよく混同される用語です。しかし両者には明確な違いがあります。前述のとおり検索クエリは「ユーザーが実際に検索窓に入力した単語や語句」であり、それに対しキーワードは「ユーザーをターゲティングするために用いる単語や語句」です。

検索クエリは実際にユーザーが検索窓に入力した語句であるため、誤字や表記揺れも含まれます。それに対してキーワードはそれ単体で意味が通じるようになっており、誤字や表記揺れは考慮されません。

https://www.plan-b.co.jp/blog/seo/50279/

では、キーワードを意識して記事を書くということは、そのキーワードを記事に入れ込めば意識していることになるでしょうか?

実は、昔はそれでOKでした。

なぜなら、以前のGoogle検索はキーワード検索だったからです。

しかし、今は検索意図による記事の順位付けが行われるようになり、SEO効果は全くなくなりました。

最近のSEOでは、同じ言葉の繰り返しでは検索順位は上がりません。

目次

Googleが検索結果を表示する仕組み

検索者がGoogleに検索クエリを入力すると、Googleはそのクエリから検索者の検索意図を決定します。

検索クエリとキーワードの対比の一例
検索の意図検索クエリキーワード
SEO対策の方法を知りたいSEO やり方
SEO 対策の仕方
SEOの具体的なやり方
SEOで順位を上げる方法
SEO 対策
バースデーケーキをネットで購入したいバースデーケーキ ネット通販
ネット注文 誕生日ケーキ
バースデーケーキをオンライン注文
バスーデーケーキ 通販
バースデーケーキ 通販
https://www.plan-b.co.jp/blog/seo/50279/

その検索意図を満足する記事はGoogleによってランキングされており、そのランキングが検索結果として表示される仕組みです。

検索クエリが入力されると、キーワードや検索意図と対応がとられて、検索意図を満足する検索結果を表示します。

検索意図とキーワードはシンプルですが、検索クエリは多岐にわたります。

GoogleのAIはページの内容を人間のように理解しない

GoogleのAIは、ページの内容を人間のように理解するほど進化していません。

たまに、検索結果に自動生成したような記事(ワードサラダと呼ばれる)のページが表示されることがありますが、それはGoogleが文章の内容を人間のように理解していない証拠です。

つまり、GoogleのAIは日本語を人間のようには理解はせず、別の方法で文章の内容を把握していると考えられます。

したがって、Googleはそのページが検索意図を満足しているかどうか判断する際にも、文章を真面目に読んでいません。

恐らく、『検索意図を満足(解決)する関連するキーワード』のページ内出現状況を調べて、その出現状況を学習して、ページが検索意図を満足していそうか統計的に判断しているはずです。

SEO対策でキーワードを意識するとは、『検索クエリ』を組み込むことではなく、あくまで『キーワード』を組み込むことになります。そのキーワードが持つ『検索意図』を満足するような記事に含まれるべきキーワードを散りばめた記事を書くということです。

Google検索結果の1ページ目に答えはあるは本当か?

検索結果の1ページ目に表示されている記事は、Googleが考える検索意図を満足しているページです。

検索結果の1ページ目に答えがあるとよく言われます。

確かに、検索結果は検索意図を満足したページのランキングですから、逆に考えていくと、検索上位のページを調べれば、必要な関連キーワードは分かります。

そうなると、そのページと同じ内容であれば、検索上位表示されるはずです。

しかし、実際はそうなりません。

検索順位を決める際に、ドメインランク、ページランク、E-A-Tなどの指標がありますので、ページの内容だけではランキングは上がらないのです。

ページの内容が似通っていればいるほど、それ以外の要素の影響を受けてしまい、弱小サイトではランクが上がらなくなります。

検索1ページ目の結果は内容が被らないための逆指標

検索1ページ目の内容のコピーページでは、検索順位は上がらないのは明白です。

それより上を目指すなら、質と量ともに上回る必要があり、終わりのない消耗戦になります。

これを避けるには、検索1ページ目に書かれていない内容で検索意図を満足するページが必要があります。

検索結果の1ページ目は、内容を被らないようにするために使うべきです。

競合がいなければ、オリジナリティが強くなりますから、E-A-Tの影響は受けにくくなります。

検索1ページ目には無いアプローチで検索意図を満足する(解決する)記事は、検索上位に表示されると思います。

内容が被らない記事を書くためには、検索1ページ目の内容に満足しない人はどのような人か?その人はどれだけいるのかを考えることから始めます。

検索1ページ目とは違うペルソナに向けた記事を書くことで、他の記事と差別化できますから、検索上位に表示されるはずです。

ペルソナを変えてオリジナリティを出した記事を書いたとしても、ユーザーファーストの視点ではページの品質も問われます。

どの程度の品質が必要かを調べるためには、検索1ページ目の他のページが参考になります。

記事が役に立ったらシェアしてね!
コメントを閉じる

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次