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中古ドメイン+ペラサイトの組み合わせは時代遅れ?中古ドメインのSEOが弱くなった理由
中古ドメインとペラサイトの組み合わせで商標アフィリエイトを行うのが一時期流行りました。
中古ドメインが一般に広まった今では、逆に中古ドメインとペラサイトの組み合わせがSEOに強いというのは、あまり言われなくなりました。
中古ドメインとペラサイトがSEOが強かった理由
ペラサイトはページ数も少なく、歴史も無いサイトです。新規ドメインだと検索順位が上がりにくいタイプのサイトです。
ということで、中古ドメインのドメインパワーを使うと簡単に検索順位が上がるというのが、中古ドメインが持てはやされた理由でした。
ドメインの評価 > サイトの評価だった
中古ドメインで検索順位が上がった時代は、サイトの中身よりもドメインの評価の方が重要視されていました。
サイトの中身が変わってもドメインの評価は変わらなかったのです。
ドメインの評価方法が古かった
中古ドメインと関係ないサイトの組み合わせで検索順位が上がったのは、その時代はドメインの評価方法が古かったからです。
ahrefsやmozなどのドメイン評価は、サイトの中身まで見ていません。
- 運用歴が長ければ権威性がある
- バックリンクが多ければ有用なサイトである
サイトの品質が低いペラサイトは無条件にSEOが弱くなった
Googleはドメインとサイトの組み合わせで評価する
Googleは中古ドメイン対策として、ドメインとサイトの内容の一致を見ています。
- 運用歴が長いかどうかはドメインが存在した時期ではなく、一度期限切れになったら、運用歴はそこで切れたと見なされます。
- バックリンクがいくら多くても、サイトの内容と関係が無いバックリンクであればそのリンクは不審なリンクにしかなりません。
サイトの内容とドメインの一致を見ていない、ahrefやmozの指標で中古ドメインを選ぶと意味がないだけでなく、逆効果になります。
中古ドメインは新規ドメインと比べれば、変な属性が付いた手垢のついたドメインであり、SEO的に有利なのではなく明らかに不利です。
サイトにもE-E-A-Tが適用されている
GoogleはE-E-A-Tを重要視しています。
理由は簡単です。
検索結果の品質を上げたいからです。
どこの誰が書いたかわからない記事の信頼性をGoogleが担保するのは負担が大きいので、Googleはいちいち記事の内容を見て判断はしていません。
Googleはある程度、信頼性の高いサイトであれば、そのサイトの記事はどんな記事であっても積極的に検索結果の上位に掲載します。
信頼性の高いサイトというのは、次のようなサイトになるでしょう。
- 特定の分野の記事が多く専門性が高い
- サイトの運用歴が長い(2年以上)
- 他のサイトから記事にバックリンクが張られている
中古ドメイン以外で有効なSEO対策
繰り返しになりますが、サイトの信頼性を高めることです。
- 特定の分野の記事が多く専門性が高い
- サイトの運用歴が長い(2年以上)
- 他のサイトから記事にバックリンクが張られている
これを実現するチートは、サイトのM&Aか、サブディレクトリ貸しぐらいでしょう。
真面目に信頼性を高めるには、時間がかかります。
サイトの運用歴も必要になりますし、他のサイトからバックリンクを得る方法を真面目に取り組む必要があります。
バックリンクを得るための方法としてよくあるのが、SNSプロフィールなどからのバックリンクです。これらは数字のお遊びであり、Googleの検索順位の与える影響は皆無です。
2023年現在、意味のあるバックリンク施策は次のようなものです。
- 一次情報を提供して、他のサイトから引用されるようにする
- 他のサイトに記事を寄稿する
- 他のサイトの記事の監修者になる
一次情報を提供するのは大変だがSEO対策の近道
サイトで一次情報を提供するのは大変です。しかし、他との差別化を行うためには避けて通れません。
AIで記事を自動生成することは、検索エンジンに対するSEO対策です。
検索エンジンに対するSEO対策というのは、サイトの信頼性が高くないと、検索上位には表示されません。
一般人が強いサイトと同じことをしても無駄です。
弱小サイトが行うべきSEOは、他に無い情報を提供して、引用される側に回ることです。
まとめ
新規サイトの場合、中古ドメインはSEO対策にはなりません。理由は、新規サイトには信頼性が無いからです。以前は信頼性を中古ドメインで担保することができましたが、現在ではできません。
効果のあるSEO対策は、現在のサイトに対するバックリンクを得るしかなくなりました。
- 一次情報を提供して、他のサイトから引用されるようにする
- 他のサイトに記事を寄稿する
- 他のサイトの記事の監修者になる
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