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Google Analyticsのプロパティ移行の手順は?出来ない理由も説明
Google Analyticsのプロパティはサイトを追加するたびに増えていきますよね。
登録サイトが増え、プロパティ数が増えるとABC順に並ばないのでプロパティを探しにくくなります。
特にスマホアプリのGoogle Analyticsでは探すのが大変です。
プロパティを別アカウントに移して整理できれば、プロパティも見つけやすくなるのでは?と考えましたか?
私もそう考えた一人です。
私は、Google Analyticsでプロパティ増えすぎ問題を解消するために、Google Analytics内に別アカウントを追加し、そのアカウントにプロパティを移動しました。
そうすると、アカウント選択で表示されるプロパティ数が減るので、各段に探しやすくなりました。
この記事では、Google Analyticsのアカウントを追加してプロパティを移動させて管理しやすくする手順をお伝えします。
- プロパティを移行しても解析タグはそのまま使える?
- プロパティ移行の手順は?
- ユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティどちらも移行する必要ある?
Google Analyticsのプロパティとは?
この記事で言っているプロパティというのはアカウントの下にあるものです。プロパティを移動させるにはアカウントを分けて別の入れ物に移してあげればよいということになります。
Google Analyticsのデータ構造は以下のような図であらわされます。

アカウント
アカウントはアナリティクスのアクセス ポイントです。組織には 1 つ以上のアナリティクス アカウントを設定できます。
Google アナリティクスを使用してプロパティのデータを測定するには、少なくとも 1 つの Google アナリティクス アカウントが必要です。アカウントとプロパティの関係性は柔軟に管理することが可能で、1 対 1 の関係(1 つのアカウントに 1 つのプロパティ)、または 1 対多の関係(1 つのアカウントに複数のプロパティ)を設定できます。アナリティクス アカウントは複数所有できます。
組織、アカウント、ユーザー、プロパティ、ビューの階層構造
プロパティ
プロパティは、ウェブサイト、モバイルアプリ、またはデバイス(キオスクや POS 端末など)です。アカウントには複数のプロパティを設定できます。
Google アナリティクス アカウントでは、ユーザーデータを収集するプロパティを設定します。アカウントでプロパティを設定すると、そのプロパティからデータを収集するためのトラッキング コードが生成されます。トラッキング コードには、プロパティから収集したデータを識別する一意の ID が含まれているため、レポート内でデータを簡単に見分けることができます。また、登録したプロパティには、フィルタされないビューが必ず 1 つ作成されます。
組織、アカウント、ユーザー、プロパティ、ビューの階層構造
プロパティを移行しても解析タグはそのまま使えます
プロパティを別アカウントに移行すると解析タグのIDが変わるのでは?と心配になりますよね。
プロパティを別アカウントに移行しても、解析タグはそのまま使えます。IDは変更ありません。
プロパティの移行手順
Google Analyticsのプロパティの移行って大変そうだと思うかもしれません。
しかし、とても簡単なのでご安心ください。
- Google Analyticsの『管理』を開く
- 移行するプロパティを選択
- プロパティ設定を開く
- プロパティを移行をクリック
- 移行先のアカウントを選択
①Google Analyticsの『管理』を開く
ギアマークをクリックします。
②移行するプロパティを選択
プルダウンから移行するプロパティを選びます。
③プロパティ設定を開く
プロパティが開いたら、プロパティ設定をクリックします。
④プロパティを移行をクリック
プロパティ設定が開いたら、右上にある『プロパティ移行』をクリックします。
⑤移行先のアカウントを選択
移行先のアカウントを選択する画面になるので、プルダウンから移行先のアカウントを選択します。
これでプロパティの移行が完了します。
『プロパティを移行』でエラーが出る場合
次の理由によりこのプロパティを移行できません。
このプロパティは、ユニバーサル アナリティクス プロパティと Google アナリティクス 4 プロパティのリンクの一部であるため、移動することはできません。
このメッセージが出た時の対処方法は簡単です。
ユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティの接続を解除すれば問題ありません。
ユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティの接続を解除手順
移行するユニバーサルアナリティクスプロパティを開き、プロパティの『GA4設定アシスタント(一番上)』をクリックします。
『接続済みのプロパティ』から『接続を解除』をクリックします。
これで接続が解除されました。
これで、プロパティの移行ができるようになります。
プロパティ移行したユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティを接続
移行元で接続していたユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティの接続を解除して、2つのプロパティを別のアカウントに移行できたでしょうか?
移行先のアカウントで接続を解除した2つのプロパティを接続します。
ユニバーサルアナリティクスプロパティを開きます。
『GA4設定アシスタント(一番上)』をクリックします。
接続するGA4プロパティをプルダウンから選びます。
接続します。
これで接続できました。
まとめ
この記事では、Google Analyticsのプロパティを別アカウントに移行する手順をご説明しました。
ユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティが接続されていなければ、簡単に移行できると思います。
ユニバーサルアナリティクスプロパティとGA4プロパティが接続されている場合は一度接続を解除して、2つのプロパティを別々に移行した後、再接続する必要があります。
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