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中古ドメインで検索順位をドーピング!正しい使い方と選び方を紹介

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この記事では、検索順位が上がるSEO対策として人気がある中古ドメインの正しい使い方と選び方についてご紹介します。

中古ドメインに興味があるけど、効果があるのかわからない』、『どうやって使えばSEO効果があるのか知りたい』という方は最後までご覧いただくとわかるようになっています。

この記事ではこんな疑問にお答えします!

  • ドメインはSEO(検索順位)に関係ある?
  • 中古ドメインの評価でサイトの評価もあがる?
  • 自分のサイトは中古ドメインを使う方がいいのか?
  • どういう中古ドメインを選ぶべきか?
目次

ドメインがSEOに与える影響

全く同じ記事を2つのドメインに入れた場合、それぞれのドメインの検索順位は同じになるでしょうか?

実際にやってみると分かります。

ドメインごとに検索順位やインデックスのされ方に違いがあります。

この結果から言えることは、サイトの中身だけでなく、ドメイン自体がSEOに影響しています。

厳密に言えば、ドメイン単独の影響というより、そのドメインで過去に運営されてきたサイトの評価が影響しています。

Googleは良質なコンテンツを探し、インデックスしたいのです。

無駄なインデックスやクロールを避けるため、一度クロールして良質なコンテンツが無かったところには巡回回数を減らすようになっています。

つまり、ドメイン期限切れ直前まで頻繁に更新されていた真面目なサイトのドメインであれば、同じようにインデックスも早く、記事の評価も高くなる傾向があります。

ドメインの評価がMOZahrefの数値で良かったサイトであっても、ドメインが休止していたり、別サイトの運営後に更新がなかったら、ドメイン期限切れ直前のサイトと同じような扱いを受け、新規ドメインと同じか、それよりも悪い、変な属性がついている可能性があります。

Googleは中古ドメインのサイトをどう評価するか?

中古ドメインの評価だけで検索順位 上位表示は難しい

中古ドメインがSEOに影響があるのはわかりました。

でも、中古ドメインのSEOへの影響は永続的なものでしょうか?

私は違うと考えます。

中古ドメインに乗せ換えて検索順位が上がったという話はよく聞きます。

それを聞いて、高価なドメインを取得して、新規サイトをスタートダッシュしたいと思う人も多いと思います。

だから中古ドメイン業者は一生懸命広告を出しているわけです。

しかし、新規サイトをいきなり中古ドメインで始めた場合は、中古ドメインのSEO効果は感じにくいと思います。

なぜなら、検索順位は『サイトの評価』『記事(コンテンツ)の評価』で決まるからです。

結局、ドメインの評価というのは運営していたサイトの評価に収束します。

Googleのサイト評価が時間的に遅れてドメインの評価になっているだけです。

直前までサイトが運営されていれば、その評価がしばらく続きますが、次第に現在そのドメインで運用されているサイトの評価に収束していくはずです。

最終的にはサイトの評価⇒ドメインの評価

となると、Googleの評価が高いサイトであれば、どのドメインになってもドメインの評価は最終的に高くなり、評価が低いサイトは最終的にはドメインの評価も落ちてしまうことがわかります。

評価の低いサイトを、評価の高い中古ドメインに乗せ換えて順位が上がるのは、Googleのサイトの評価の更新が追い付いてないだけです。

ドメイン期限切れ直前まで運用していたサイトの評価が残っており、その評価が高い恩恵を受けているためです。

Googleのサイトの評価が追い付いてくると最終的には評価が下がっていきます。

ドメインを使用しているサイトの評価がドメインの評価を決めるのであって、ドメインの評価がサイトの評価を決めるのではありません。

よく、中古ドメインは検索順位が良いのは最初だけで、最後はランク外に飛ばされるという話がありますが、今までの話で説明が付きます。

バックリンクはサイトの中身・ジャンルとの一致で評価

バックリンク(外部被リンク)は、URLにドメインが入りますので、サイトへのバックリンクというより、ドメインへのバックリンクといえます。

301リダイレクトすればバックリンクの評価もリダイレクト先のドメインへ移ると言われています。

実際には、バックリンクはドメインを変更しても持っていけず、301を止めてしまえば、もとのドメインにバックリンクが残り続けます。

そのバックリンクは果たして価値があるのでしょうか?

恐らく、サイトの中身が変わってしまった瞬間からバックリンクの価値は再評価されるでしょう。

逆にサイトの中身が似ているのであれば、過去に301されていようがそのリンクは関係なく評価されると思います。

サイトのジャンルを合わせるとそれなりにバックリンクの効果を引き継げると考えます。

中古ドメインのサイトが運用開始された時期が最近で、バックリンクが張られたリンク元の記事の時期が数年前だったら、明らかに不整合があるでGoogleから見ればサスピシャスでしょう。

中古ドメインの選択条件:自分のサイトの課題次第で変わる

コンテンツが無いけど即効性が必要な場合

検索順位の即効性を求める場合は、良質な被リンクが多いドメインで、ドメイン期限が切れる直前まで活発に更新されインデックスも多かったドメインを狙うと、インデックスも早く、完璧です。

歴史が長いドメインでこの条件を満足するドメインは一般には出回らないと思います。

ドメインに長い運用歴があるというのが一つの指標になっていますが、現実には重要性は低いと思っています。

運用歴が短い優良ドメインとしてねらい目なのが、ドメインの初回登録から時間が経っていないイベント系サイトの公式サイトのドメインです。

イベントのドメインは、簡単に期限切れで放出され、さらに年号が入ったドメインは中古ドメインとして販売業者は嫌がるので、一般にも出回ります。

即効性は似たようなコンテンツの中でサイトの評価で検索順位を一時的に上げたいということだと思うので、コンテンツが少ない新規サイトやペラサイトの場合は、Googleから見て生きのいい手垢のついてないフレッシュな中古ドメインを選ぶ必要があります。

ドメイン期限切れ直前まで、サイトの評価が高かったドメインを使うことは、サイトのM&Aやサブディレクトリ貸しに近いイメージだと思います。

コンテンツはあるのに検索順位が上がらない場合

ある程度サイトを運営してきて、コンテンツはある、だけどなかなか検索順位が上がらない。

この場合は、サイトの評価や信頼性が低いです。

サイトの信頼性を上げるには、被リンクとコンテンツの充実が必要です。

良質な被リンクがTOPに集まっているドメインを選ぶのがポイントです。

他のペラサイトの使用歴があったり未使用期間が長いドメインでも、大丈夫です。

最初は新規ドメインと同じように立ち上がりに時間がかかりますが、時間が経つとGoogleサーチコンソールでドメインの被リンクが認識されて検索順位が上がっていきます。

また、サイトと直接関係ないバックリンクが多くても、サイトの評価はある程度上がります。

本命のドメインで運用しているサイトが、バックリンク自体を得にくいカテゴリの場合は、中古ドメインで自分でサテライトサイトを作って自演被リンクをしてもいいと思います。

あと少し検索順位を上げたい場合

検索1ページ目に出ているけど、他のサイトと圧倒的に差をつけたい場合は、そもそも中古ドメインは不要です。

記事のリライトユーザーファーストを考えるべきです。

ユーザーファーストについては、『Googleの検索意図を満足するページとはどういうことか?に詳しくまとめましたので、是非参照してください。

中古ドメインは本命ドメインとして長く使うものではない

中古ドメインの一番の問題は、名前が自由に決められないことです。

例えSEOの効果があったとしても、読めないような海外の非英語圏のドメイン名とかいつまでも使いたいと思いませんよね。ブランディングの問題になってきます。

運よく中古ドメインで結果がでているのであれば、新規ドメインに301リダイレクトし、好きなドメイン名に変更しましょう。

301リダイレクトを外すタイミングは難しいです。

中古ドメインを301リダイレクトして大丈夫か?

中古ドメインからいきなりリダイレクトはNG

現在使用しているサイトのドメインにGoogleにインデックスされていない中古ドメインからリダイレクトすると、時系列がおかしくなるのでペナルティになる可能性があると言われます。

中古ドメインがインデックスされたタイミングよりも、リダイレクト先のサイトのインデックスの方が古いためです。

新規ドメインに中古ドメインのパワーを移転するには?

新規ドメインに中古ドメインのパワーを移転するには、中古ドメインにペラサイトを入れて放置しインデックスさせた後で、中古ドメインから新規ドメインに301リダイレクトすると、時系列が崩れません。

今使っているドメインにドメインパワーを移したいということであれば、新規ドメインのサブディレクトリに中古ドメインからリダイレクトすれば、不自然じゃなく、リダイレクトができます。
ドメインTOPにリダイレクトされるわけではないですが、効果はあります。

まとめ

中古ドメインは一時的な検索順位上昇に利用するには最適です。

しかし、サイトの中身が変わっている以上、権威性や良質なバックリンクを引き継ぐのは難しいです。

将来的に新規ドメインを取得して真面目に運用する予定のサイトに、最初から中古ドメインを使うのはおススメできません。

なぜなら、最終的に新規ドメインにする場合にリダイレクトして二重管理になります。

中古ドメインの評価というのは直前まで運営されていたサイトのGoogleの評価が時間的に遅れて見えているだけなので、最終的にはドメイン評価=運用サイトの評価に収束していき、サイトの評価がドメインの評価になっていきます。

運用サイトの評価を高めるために中古ドメインの評価を取り込もうと考える人は多いと思いますが、それは間違いです。

ドメインの評価というのはドメインが持つ属性ではなく、運用しているサイトの評価そのものだからです。

極論すれば、中古ドメインそのものに価値はありません。

サイトとドメインがセットになっているときに初めて意味を持ちます。

なのでサイト売却などでサイトの中身ごと買うのであれば効果は高いですが、ドメイン単独では力を発揮する条件はかぎられるでしょう。

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