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SWELLスクリプト遅延読み込みでアドセンスを指定すると収益が低下

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SWELLは高速化設定があり、その中には他のテーマには無い優れた機能もあります。

それは、『スクリプトの遅延読み込み機能』です。

このスクリプト遅延読み込みは諸刃の剣なのでご使用にあたっては注意が必要です。

SWELLの高速化記事は検索するとたくさん出てきますので、そのままコピペしていると思わぬ罠があります。

目次

SWELLのスクリプト遅延読み込みはアドセンスを指定しない方が良い

Page Speed Insightの数値がアドセンスのせいで低くなっていたとします。

SWELLのスクリプト遅延読み込みでアドセンスを指定すると、ページ読み込み後にしばらくたってからアドセンスの読み込みが始まります。

その結果、時間が経過した後にページ内にアドセンスが埋め込まれるのでレイアウトシフトが発生してCLSが悪化します。

Googleサーチコンソールのウェブに関する主な指標は3つのURLに分類されます。

  • 不良 URL
  • 改善が必要な URL
  • 良好 URL

とあります。

不良と改善が必要なURLの数が増えると検索順位が低下するきっかけになるので、注意が必要です。

ページのパフォーマンスが重要な理由

調査によれば、ウェブに関する主な指標を改善すると、ユーザー エンゲージメントとビジネス指標が向上します。次に例を示します。

  • 調査によれば、サイトがウェブに関する主な指標のしきい値を満たすと、ユーザーがページ読み込みを放棄する可能性が 24% 低くなりました
  • Largest Contentful Paint(LCP)が 100 ms 減少するごとに、Farfetch のウェブ コンバージョン率が 1.3% 上昇しました。
  • Cumulative Layout Shift(CLS)を 0.2 削減することで、Yahoo! JAPAN では、セッションあたりのページビュー数が 15% 増加し、セッション継続時間が 13% 長くなり、直帰率が 1.72% 低下しました。
  • Netzwelt はウェブに関する主な指標を改善し、広告収益が 18%、ページビュー数が 27% 増加しました。
  • CLS を 1.65 から 0 に減らすことで、redBus のドメインのランキングが全世界で大幅に向上しました。

PSIの点数は上がるかもしれないが収益が低下する可能性

CLSはコアウェブバイタルの重要な指標ですので、CLSが悪化するとスマホの検索順位が低下しやすくなります。

手動で広告を埋め込んでいる場合はファーストビューに広告が無ければ遅延読み込みの影響はないかもしれません。

しかし、自動広告の場合はどこに広告が入るかわからないので、ファーストビューに広告が挿入される場合は、レイアウトシフトが起こりますのでCLSが悪化します。

SWELLの遅延読み込み機能にアドセンスが無いことを確認するには?

SWELL設定⇒遅延読み込み機能⇒スクリプトの遅延読み込みと進み、

以下のアドセンスのjsファイルの指定が無いことを確認しましょう。

adsbygoogle.js,

SWELLの遅延読み込み機能には不具合があるので注意

SWELLの遅延読み込み機能には不具合が多いので本格的に使う場合は注意が必要です。

初期設定のまま遅延読み込み機能を使っていればそれほど影響はないのですが、アナリティクスやアドセンスを指定すると不具合の影響が大きくでます。

まとめ

アドセンスの遅延読み込みは一時期流行りましたが、最近はあまり騒がれることも無くなった感じがあります。

遅延読み込みでCLSが悪化するような位置にアドセンスの広告が表示される場合は、PSIの点数を良くしてもモバイル検索順位が下がる可能性があります。

その結果、アドセンス収益が低下する事例も散見されます。

また、ページ先頭の広告が表示されなくなる可能性もあり、アドセンスの規約違反になる可能性もあります。

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