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中古ドメインはオワコン|高品質な被リンクがGoogleに評価されない理由

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Googleは中古ドメインを使っているサイトに対してペナルティは加えていないといっています。

これは本当でしょう。

でも、中古ドメインを使っているサイトがGoogleアップデートで圏外に飛んでいったという話はいたるところで聞きます。

これはペナルティではないのでしょうか?

この記事では、私が使ってきたSEO効果が無かった中古ドメインの特徴についてご紹介します。

目次

SEO効果が無かった中古ドメインの特徴

ジャンルが違う良質なバックリンクは逆効果

Googleは外部リンクをサイト評価のシグナルとして使っています。

よく言われているように、バックリンクが多ければ、記事やサイトの重要性が高いというわけです。

自演被リンクをする人が増えるのは、自然なバックリンクを獲得するのは簡単ではないからです。

中古ドメインがSEO対策として人気があるのは、既に被リンクが付いているのでSEO効果が高いというわけです。

しかし、それは間違いです。

Googleはアップデートを重ねる中で、リンクのアンカーテキストやリンクが張られているページの内容を見て、被リンク先に評価を渡すかどうか決めています。

どれだけ権威性の高いサイトからのバックリンクであっても関係なければ、評価はわたりません。

つまり、関連性のない過去の被リンクというのは評価されません。

中古ドメインが急激にオワコン化している理由はそれが原因です。

Googleのアップデートで圏外に飛んでしまったというサイトは、バックリンクが評価されていたけど、その評価が外れてしまったために圏外に飛んでしまったのです。

特にサイト名が変わってしまったり、ジャンルが全く違うサイトの場合は、過去の被リンクはGoogleに間違ったシグナルを送ることになりますから、SEO効果が無いだけではなく、逆効果だと思います。

中古ドメインだからペナルティを受けた』のではなく、『中古ドメインの被リンク効果がなくなった』、もしくは『逆指標となった』と考えるべきです。

海外サイトの中古ドメインは被リンクの効果が無い

海外サイトの中古ドメインでドメインの評価指標が高いものは手を出さない方が良いです。

違う言語】で【違うジャンル】の被リンク全く評価されないからです。

スパムリンクとして判断されてしまえば、こちらも効果が無いだけではなく、逆効果にもなりえます。

ドメインは利用者が変わると運用歴がリセットされる

ドメインは運用歴が長い方がSEO効果が高いといわれています。

しかし、中古ドメインは購入すると運用歴がリセットされますので、Googleから見ても運用歴の長いサイトには見えないはずです。

運用歴が長いサイトは評価されますが、ドメインの運用歴が長いだけでサイトの運用歴が短いサイトは全く評価されません。

お金を出しても買いたい中古ドメインの特徴

新規サイトに中古ドメインを使う場合

こういう中古ドメインなら間違いなく効果があるだろうという特徴をご紹介します。

こういう中古ドメインなら間違いなく効果がある
  • 運用サイトとジャンルがあっている
  • 日本語サイトのみで運用されていた
  • 直前までサイトが活発に更新されていた
  • 良質なバックリンクがある
  • バックリンクのアンカーテキストにサイト名が入っていない

ドメインの運用歴の長さや、DAやPAなどの指標は全く気にしなくてよいです。

こういうドメインを探すには、維持費は高いですがjpドメインの中古ドメインを探すのが良いと思います。

.comや.orgなどの中古ドメインは自分で探してもいいものはないでしょう。

既存サイトに中古ドメインを適用する場合

既存サイトを中古ドメインに乗せ換える目的は、外部被リンクを得るためでしょう。

既存サイトが被リンクをある程度獲得している場合は、中古ドメインに乗せ換えた場合でも既存ドメインから301リダイレクトを行うため、中古ドメインの被リンク+既存ドメインの被リンクの組み合わせになります。

『中古ドメインに乗せ換えたらSEO効果が上がった』というケースは、中古ドメインの被リンクがサイトのジャンルと合っていて、アンカーテキストにサイト名が入っていない場合だけです。

つまり、新規サイトに中古ドメインを適用する場合と同じ条件です。

そうじゃない場合は、むしろ既存被リンクの効果は薄まる方向になると思います。

まとめ

中古ドメインは原価で買えるからという理由で、Expired domainなどで自力で探す人も多いと思います。

しかし、ドメインの指標だけに注目していると全く効果が得られないばかりか、逆にSEO効果を下げてしまいます。

Googleのアップデートによってバックリンクの評価が厳密に行われるようになりました。

ahrefなどでバックリンクのPAをみて、良さそうだと思って中古ドメインを買っても、自分のサイトとの関連性が低ければ、いくら上質なバックリンクでも、SEO対策にはなりません。

中古ドメインはかなり慎重に選べばSEO効果は高いです。

しかし、条件に合う中古ドメインを探すのは結構大変な作業になっています。

そういう背景から、『中古ドメインがオワコンとして認識される前に、中古ドメイン業者は必死に宣伝している』のです。

SEO対策は相対評価ですので、効果のある施策は一般化すると効果がなくなります。

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